ソーシャルメディア維新 ~フェイスブックが塗り替えるインターネット勢力図~という本を読んだ。
Googleを凌ぐアクセス数を誇るFacebookの実情、Facebookも含めたソーシャルメディアの動向、グルーポンに代表されるいわゆるソーシャルコマースについて、次なる10年の展望についてまとめられている。
この本はインターネット・Webに関わる方は読まれたほうが良いと思います。
ここ5年間、自分の目的や欲しているものをインターネットに問いかけると、Googleが最適な答えを私たちに提示してくれていました。Googleは言葉に変換された私たちの欲しているものをサイエンシティックに突き詰めて、私たちに提案してくれました。私とGoogleのPC上での二次元のやり取りが今までの世界。
ソーシャルメディア維新 ~フェイスブックが塗り替えるインターネット勢力図~が描く、これからの世界はリアルな人間関係がネット上にもコピーされ、私自身の嗜好はもちろんのことリアルな人間関係でのやり取りから私にとっておすすめのものを提案してくれる、もしくは友人のKさんやEさんが評価しているものを進められる世界になりそうです。
自分の頭の整理もかねて重要なキーワードを下記に羅列します。
・ソーシャルメディア
-自分の理解
Facebook、mixiなどのSNSやTwitterなどのミニブログなどインターネット上で
ユーザー同士でテキストや画像などの情報のやり取りがメディア。ユーザーに
とって情報の受発信が容易な仕組みでもある。
-Wikipedia
誰もが参加できるスケーラブルな情報発信技術を用いて、社会的インタラク
ションを通じて広がっていくように設計されたメディアである。
ソーシャルメディア
・ソーシャルストリーム
-自分の理解
ソーシャルメディア上から流れる情報。Twitterの場合のTweet、ReTweetで
あったり、Facebookのニュースフィードに「いいね!ボタン」
を押す(登録)こと。
-ソーシャルメディア維新
ソーシャルメディアからあふれ出す情報。技術的には短いエントリーと
パーマリンク、引用された短縮リンク、タグで構成されている。ソーシャ
ルストリームはTwetterに代表されるように発生する
量が大量のため、検索エンジンではおっつかない。
・ソーシャルグラフ
-自分の理解
人間関係のインターネット上の概念。FaceBookでいう友達との関係。
Twetterでいうフォローしている人、されている人との関係。
-ソーシャルメディア維新
ユーザーとユーザーとの人間関係はもちろんのこと、興味の矛先である
モノとヒトとコトとの関係性など、様々なオブジェクト(物、目標物、
対象)とサブジェクト(主題、題名)の関連性のこと。
以前書いたとおり、スマートフォンの普及がソーシャルストリームは大量に発生させている要因となり、ユーザーの一部といっていいスマートフォンはユーザー本人をインターネットに呼び込み、ソーシャルグラフを構築せしめているといっても過言ではない。
現実の人間関係がネット上に置き換えられることにより、それまで重要だったGoogleに評価してもらうためのSEO(Search Engine Optimization)対策から、よりソーシャルグラフからユーザーに最適なものを提案するSMO(Social Media Optimization)が重要になってくるはず。
今までのWebの価値観が変わることを説明している本書は、難しいが早めに読んでおいたほうが良いと思われる
0 件のコメント:
コメントを投稿