2010年11月4日木曜日

お勧めの本(ソーシャルメディア編)

このブログでもソーシャルメディアという言葉をよく目にすると思います。
Twitter、Facebook、mixiなどが代表的なソーシャルメディアですが、ここではこれらソーシャルメディアについて書かれた本をいくつかピックアップいたしました。前回書いたツイッター本よりもビジネス本に近い内容が多く、ソーシャルメディアの概要を把握したい方にはお勧めです。


お通し

雑誌は賞味期限が短いですが、今のトレンドがビジュアル的にも分かり易くまとめられており短時間で流し読みするには最適です。もし、会社で日経ビジネス、東洋経済を定期購読しているのなら今すぐチェックしてください。

ソーシャルネット経済圏
日経ビジネス2010年9月13日号の特集「ソーシャルネット経済圏~人の絆が金を生む~」の記事がまとめられかつより突っ込んだ内容になっています。

週刊 東洋経済 2010年 10/9号 [ネット新金脈]
世界のインターネットコンテンツでも圧倒的な利益率はモバゲータウンにGree。圧倒的な利益率を誇るソーシャルゲームの実態を切り口にソーシャルメディアの拓くインターネットビジネスとその金脈についてまとめられています。



BUZZ革命

ツイッターを始めとしてソーシャルメディアの口コミ効果についてまとめられた本です。
ソーシャルメディアの概要が分かるという本ではありませんが、ソーシャルメディアの主要効果であるBUZZ=口コミについて分かるので、ソーシャルメディアの事例と効果を知りたい方にはおススメです。内容としてもツイッター、GREE、コロプラ、ソーシャルメディアをうまく使ったユニクロや新聞・TVといった既存メディアの実例が掲載されています。クライアントや社内向けの提案資料を作る実例資料としても使えそうです。著者も日経ビジネスオンラインの記者なので内容が読みやすいのです。日経ビジネス関連のソーシャルメディア系記事をまとめた単行本か。ソーシャルメディアの入門書としてお勧めします。

見出し

プロローグ カオスのメディア、カオスの広告
第1章:究極の「中抜き」メディア
    -ツイッター、ユーストリームの正体
第2章:ビジネスチャンスを探る先駆者たち
    -急増する企業の「中の人」
第3章:SNSの巨人・グリーはなぜのし上がれたのか
    -ミクシィ・モバゲーをまくしたてた巨大メディア
第4章:勃興するBUZZメディア
    -ゲーム全盛の先に目論む「リアル」への進出
第5章:BUZZをつかまえた広告主
    -「広告」の再定義に取り組むユニクロの挑戦
第6章:抗うオールドメディア
エピローグ 変化を拒んだ者が勝つか、楽しんだ者が勝つか



ソーシャルメディア維新

Facebookを始めとしたソーシャルメディアが変えていくインターネットの世界について書かれた本。
今やPV数ではGoogleを凌ぎ、5億人という国家クラスの会員数を誇るFacebook。このFacebookの特徴やFacebookやツイッターなどソーシャルメディアの概念、ソーシャルメディアに「寄生」して急成長するEC・ソーシャルコマースについて、今後10年のソーシャルメディアの予想展開がまとめられています。
現状、ソーシャルメディアについて一番まとまっている本であり、書かれている言葉は簡単なのですが、Webについてある程度分からないと頭の中で消化することが難しそうです。但し、ソーシャルメディアの主要概念や、今までのWebとの違いが解説されている本は実はなかなか無いのでチャレンジする価値はあります。
先日この本の内容と感想をまとめたこちらの記事も併せてご参照ください。ソーシャルメディア維新という本を読んだ

見出し

第1章:世界最強のグーグルが恐れをいだくフェイスブックの正体
第2章:フェイスブックを中心としたソーシャルメディア企業群の動向
第3章:ソーシャルメディアに寄生して成長する新しいEC-ソーシャルコマース
第4章:次なる10年へ-ソーシャルメディアはリアルとウェブの融合を加速させるか?



ソーシャルストリーム・ビジネス

リクルートのメディア・テクノロジーラボのソーシャル・ビジネスに対する様々な取り組みがまとめられている本。
リクルートのメディア・テクノロジーラボは、リクルートが作ったインターネットビジネスの実証研究機関で、年間50~100程度のインターネットサービス・アプリケーションを開発しています。先日、このメディアテクノロジーラボを母体とするデジタルコンテンツ開発企業「株式会社ニジボックス」が設立されるなどリクルートのインターネットビジネスへの挑戦が垣間見えます。この本では、そのメディア・テクノロジーラボが行ったインターネット・サービスへの試みが事例を交えて掲載されており、これから新規事業としてインターネットコンテンツ・ソーシャルメディアに挑戦したい方には非常に参考になる内容になっております。実践的な内容なので、実際アクセス数やリピーターを増やしたい方、アイディアはあるけど課金について具体的になっていない方などは解決する材料があるかもしれません。
机の上に常備して、パーツごとに読み返しそうな本です。

見出し

序章:リクルートのメディア変遷
第1章:社会を大きく変えるソーシャルメディアとは何か
第2章:ソーシャルメディアは人を集める力を持っている
第3章:どうすれば人に行動を促すことができるか
第4章:課金化手段の実装でビジネスを実現する
第5章:ソーシャルメディアを構築する技術
第6章:ソーシャルメディア時代の危機管理術
第7章:将来に向けたデバイス&ソーシャルストリーム戦略
おわりに



今、ソーシャルメディアマーケティングという本も読んでいますが、これもJINSなどソーシャルメディアを使ったプロモーションの事例などが掲載されておりなかなか勉強になります。ただ、自分にはちょっと難しいです。

ソーシャルメディアは今伸びており、インターネットを志すビジネスマンや、広報の仕事をされている方、広告代理店の方など向き合わなくてはならない分野だと思います。インターネット上にこのソーシャルメディアについて書かれた記事は散見していますが、まとまった内容となると書籍が一番です。立ち読みで気になった内容だけでもいいので目を通されることをお勧めいたします。

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